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このブログを運営している宅飲みウイスキー愛好家の「ふじやん」です。
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今回紹介するのは「ローヤル15年(ゴールドラベル)」(以下:ローヤル15年)です。
ローヤル15年を購入しようか悩んでいるそこのあなたの参考になれば、嬉しいです。
では、最後までよろしくお願いします。スランジバー!
廃盤なのにどこで流通?
ローヤル15年はいわゆる「古酒」と呼ばれるウイスキーで、現在は廃盤となっています。
しかし、メルカリやヤフオクなどで、今でも比較的容易に手に入れられます。
それは贈答用として流通することが多く、①ウイスキーを飲まない人に送られて、開封されずに眠っていたこと、②凝ったボトル形状とゴールドのラベルのため、飲まれずにディスプレーラックに飾られることが多かったことが理由ではないかと個人的に考えています。
今回、手に入れたのは下記のボトルで、箱は無かったのですが、なかなか高級感があって、すぐに飲まずに飾っておきたくなる気持ちもわかりますよね。
価格は?
今回のボトルはメルカリで9,800円(送料込み)で購入しました。
この価格は2023年1月時点では相場の標準的な価格です。
現行のサントリー年数表記ウイスキーを購入しようと思うと1万円ではなかなか購入できないので、それを考えると15年ものを1万円で購入できるのは中々コスパの良い選択だと思いませんか?
例えば、同じくサントリーのブレンデッドウイスキーである響の近い年数表記だと、現行では21年があり、定価が32,000円です。
ネットで購入しようと思うと、プレ値が付いて75,000円はしますね。
そんな時代にローヤル15年はコスパの良い選択肢になると思うのですが、問題は肝心の香味と古酒ならではの状態の劣化ですよね。
状態は?
ウイスキーはアルコール度数が高く、劣化が起こり難いお酒ではあるのですが、流石に20年、30年、それ以上の時間を経過した古酒は劣化が起こることがあります。
実際、私も劣化した古酒を引いてしまい、痛い目を見たことがあります。
(スクリューキャップの特級リザーブを購入したのですが、味がしなかった・・・泣)
古酒が劣化しているかどうかは開栓してみるまで分からないので、運の要素が強いのですが、ローヤル15年は失敗が少ないと言われています。
それは、①販売時期が1997年〜2007年で、古酒と呼ばれるウイスキーの中では新しい方だから、②贈答用に箱に入れられていることが多く、光の影響を受けていないボトルが多いためです。
コルクの劣化が古酒劣化の大きな原因の一つと言われているのですが、私が手に入れたボトルのコルクも非常に綺麗ですね。
2023年時点では状態が良いものが多いですが、贈答用の箱は光を遮るメリットもある一方、コルクが劣化しやすい横向きで保管されやすいデメリットもあるので、これから劣化したものが多くなっていくと思います。
だんだんフリマアプリ上でも値上がりもしていますし、2023年の今が飲み頃だったりするのかも知れませんね。
テイスティング
古酒は香味の劣化の心配もありますし、開栓の際にコルクが折れる可能性があり、現行ボトルを開ける時よりもスリルがあるんですよね。ドキドキ・・・。
ストレート
・・・キュポン!無事にコルクが折れずに開くと同時に濃い葡萄と焼き菓子のような甘い香りが押し寄せてきます。
この時点でローヤル15年は自分好みのウイスキーであることを確信して、小さくガッツポーズです。
鼻を近づけていくと、マロングラッセや紅茶の香りを感じて、優雅な気分になります。
流石、15年ということで、樽がしっかり乗っていますし、熟成感もあり香りだけで満足感高いです。
では、飲んでいきましょう!
まったりとした口当たりで、ウェルチのグレープを感じます。
(恐ろしくお子ちゃまな表現で申し訳ございません・・・。笑)
ウェルチの奥にほろ苦いカラメルやバニラを感じます。
余韻はウェルチを飲んだ後の甘みと渋みが長く続きます。
糖分は無いはずなのに、口の中がベタベタするような感じがしますし、タンニンで歯がギシギシするような気もします・・・。
メルカリで購入したので、「もしや、中身ウェルチに交換されてる?!」(冗談です。笑)
知ると美味しい豆知識
独特なボトル形状の由来
ローヤルのボトルの形状は、漢字の「酒」のつくりの部分、「酉」をかたどっています。
この文字は、十二支の十番目の「とり」にあたると同時に、酒の壺、酒器をも意味します
また、微妙なカーブを描くボトルキャップは、山崎蒸溜所の奥にある椎尾神社の鳥居にちなんだものです。
ふじやんの総合評価
総合オススメ度:★★★★★
美味しさ:★★★★★
コスパ:★★★★☆
入手難易度:★★★☆☆
話題性:★★★☆☆
オススメの飲み方:ストレート
テイスティングで「ウェルチ!ウェルチ!」と連呼してマイナスのイメージを抱かせてしまったかも知れませんが、私はすごく好みなウイスキーです。
古酒なので、ハズレを引いてしまうリスクは捨てきれませんが、プレ値で現行のジャパニーズを追いかけるよりかは、よっぽどコスパが良い家飲みウイスキーになると思います。
今回のローヤル15年でローヤル古酒の味をしめてしまったので、直後にローヤル12年ブラックラベルをメルカリで衝動買いしてしました。
ローヤル12年ブルーラベルもローヤル15年ブルーラベルも欲しいし、古酒を知ってしまうと更なるウイスキーの沼にハマっていってしまうんですね・・・。
終わりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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